Shopifyと他のECサイト構築サービスの比較

Shopifyと他のECサイト構築サイトサービスを比較したときの
Shopifyの優位性とは?
#今回は自分用にまとめた資料からのコンテンツ提供となります。
なので口調やまとめ方が一般的なブログ記事とは違います。
ある程度ブログ用に修正はしていますが、見づらいところがところどころあります。
ご容赦ください。
Shopifyは手軽な導入・高い拡張性・グローバル展開の3つを評価されている、
ECサイト構築サービスである。
しかしECサイト構築サービスはほかにもたくさんある。
今回はその違いと、そこからShopifyの優位性を見出す。
Shopifyと他のEC構築サイトサービスの違いを以下に示す。
BASE・STORES
ただECサイト、つまりネット上でお店を開きたいだけなら、BASEかSTORESのほうがおすすめ。
でも自分のお店を育てていきたいなら、Shopifyがおすすめ。
なぜなら拡張性がShopifyのほうが高いから。
だから
◆誰かに言われたからECサイトを作りたい
◆流行っているからECサイトを作りたい
という人にはお勧めできない。
そうではなく、
◆自分が作った商品やサービスを、世界中の人に届けたい!
◆自分だけのブランドを作って、お客さんに喜んでもらいたい
◆ただ単に、「もっと事業拡大したい」
◆自分の地域が人口減少で売り上げが下がってしまった、ネット上に活路を真剣に見出したい
という人にはおすすめ。
また販売手数料はShopifyのほうが多少安い。
BASEは6.6%+40円/件
STORESはフリープランが5%
有料プランが3.6%
Shopifyは3.55~3.25%
EC-CUBE
✅自由なカスタマイズができる。
✅日本の商習慣に特化しているから日本国内だけの機能しかない。
✅プログラミングの知識やウェブサイトの知識がないと難しい。
セキュリティやサーバーの管理をすべて自分で行う必要がある。
セキュリティがしっかりしてないと・・・
- クライアントの個人情報が盗まれる
- サイバー攻撃によって、ECサイトが使えなくなる
- 社会的信用の失墜
- 情報管理がずさんだというイメージがつく
- 法的罰則
- 個人情報保護法違反
また小さなサーバーしか契約していないと・・・
- アクセス集中時にダウンする
👉販売機会の喪失- テレビで紹介されたとき
- 唐突にSNSでバズったとき
- 商品が並べきれない
ネットだからと無限に商品を並べられるわけではない。- 商品画像
- 動画(商品に限らず)
- 容量を圧迫してくると、サイトの表示が遅くなる。
- 陳腐化する
最新のソフトウェア・セキュリティ機能を動かすには、一定以上の性能が必要- 新しい技術に連携できない
- 新しい決済方法に連携できない
- 新しいアプリに連携できない
- 新しい・・・
これらすべてが自力でできるなら、EC-CUBEのほうが運用のコストは安い。
✅Shopifyはサーバーの運用やセキュリティをすべてサービス提供者が行う。
それらの手数料が毎月の費用に含まれている。
その代わり、サービス利用者側は販売に集中できる。
つまり、Shopifyは保守性が高い。
これはshopifyに限らずSaaS(Microsoft 365、Googleドライブ、Slack、Dropbox、freee、Zoomのようなネット接続すれば使えるサービス)全般に言えるが、
サーバー管理:不要。
セキュリティ対策:不要。
システムアップデート:自動で適用。
バグ修正:Shopifyが対応。
プログラミング・ウェブサイト・サーバーのスキルを学ぶ時間がない、あるいは販売戦略に注力したいなら、Shopifyを推奨。
(サーバーがダウンするということはないが、
プランによって、商品点数の上限はある)
カラーミーショップ
GMOグループが提供するサービス。
20年以上の実績がある老舗EC構築サービス
月額費用は掛かるが、販売手数料が無料。Shopifyはおよそ3.55~3.25%(プランによって違う)
✅Shopifyの利点
最新技術トレンド・グローバル機能に優れる
拡張機能の幅が圧倒的に広い
世界中に開発者やユーザーのコミュニティがある。=情報が豊富
Wix
ウェブサイト作成ツール。
ECサイト構築機能もある。
デザインの自由度が高い。
✅Shopifyの利点
Wixはウェブサイト構築がメイン。
だから決済、在庫管理、出荷管理といったバックエンド機能が充実していない。
Shopifyはこれらを効率的にできる。
またWixは自由なデザインのために、複雑なコードが生成される。
つまり表示速度が遅い。
ShopifyはECサイトとしての最適化をするよう設計されている。
MakeShop
EC構築ASPサービス。
大規模ECサイト向けの豊富な機能。
✅Shopifyの利点
MakeShopは使いこなすのに専門的な知識が必要。
でもShopifyは初心者でも直感的に操作できる。
WooCommerce
WordPressの拡張機能。
WordPressの知識があれば、Shopify以上に思い通りにカスタマイズできる。
ブログとの親和性が高い
✅Shopifyの利点
WooCommerceはWordPressの専門知識がないと構築・運用が難しい。
Shopifyは専門知識がなくてもOK
また運用・保守の手間がいらない。
WooCommerceはサーバー管理、セキュリティ、アップデートをすべて自己責任で行う必要がある。
BigCommerce
Shopify最大のライバル。
同じSaaS型ECプラットフォーム。
Shopifyと同じく高度な機能を備えている。
特にB2B向けの機能や大規模なストア運営機能が充実してる。
Shopifyと違って、販売手数料なし。
最初から大規模なECサイトを構築する予定ならおすすめ。
✅Shopifyの利点
直感的でわかりやすい。
BigCommerceは最初から豊富な機能がある。
Shopifyには基本的なEC機能はすべてそろっているが、豊富ではない。
しかしShopifyは、アプリエコシステム、つまり外部の開発者がいろんなアプリを開発している。
よってShopifyのほうができることが多い。
なによりShopifyは日本にオフィスがあり、日本語でのサポート体制がある。
BigCommerceには日本語サポートはない。
拡張性について
Shopifyが他のECサイト構築サービスと一線を画す点は、拡張性にある。
他のサービスで、よりシンプルで、より安いものもあるし、
Shopifyと同じようにグローバル展開できるものもある。
セキュリティやサーバー運用も同じように任せられるものもある。
しかし最大の強みはアプリエコシステムによる拡張性にある。
ShopifyはECサイト構築サービス版のApp Store,Google playだと考えてよい。
ShopifyではECサイトを成長させていくときに、
必要に応じて機能を拡張できる。
✅集客・マーケティング
◆顧客の購入履歴に追うして自動でクーポンを発行
◆多言語対応・海外の決済方法に対応する機能
◆LINEとECサイトを連携
・・・
✅業務効率化
◆注文処理を自動化
◆在庫管理を自動化:実店舗の在庫とECサイトの在庫を自動で連動
◆会計処理:会計ソフトとの連携
✅顧客体験の向上
◆サイトに独自のレビュー機能
◆おすすめ商品を提案するAI機能
◆定期購入サービスの導入
◆返品・交換プロセスを自動化
🏆まとめると・・・
手作業を自動化
シンプルから多様化
他のサービスでは、機能を追加するにはシステムの根本的な変更が必要だった。
しかしShopifyはスマホのようにアプリをインストールするだけで機能が拡充できる。
アプリエコシステムがないサービスはどうなるか?
◆機能の限界:欲しい機能があっても追加が難しい
◆新しい機能の開発コストがかかる。
◆陳腐化:最新トレンドや技術に対応できない。
Shopifyに向いていない人がお勧めできない理由
ECサイトはただ作れば商品が売れるわけではないから。
お店を立てるだけでお客さんが来るわけがない。
もっと具体的には・・・
- 努力が続かないから
- 目的がはっきりしないから
努力が続かない
ECサイトを成功させるには
- 集客
- SNS
- ブログ
- 広告
- 商品開発
- コミュニケーション
をしないといけない。
これらの作業は情熱がないとすぐにやめてしまう。
Shopifyにはたくさんの機能がある。
しかし使いこなすにはモチベーションがないとだめ。
目的がはっきりしないから
誰に・何を・どうやってのコンセプトがないまま始めると・・・
- お客さんが来てくれない
- 何のお店か分からないから
- 競合に負ける
- 特別感がないから
実店舗とネット上の集客や販売方法は違うもの。
具体的には・・・
- 手元に商品がないから、商品をよりよく魅せるための方策を考えないといけない
- 直接接客ができないから、それをフォローする施策を考えないといけない。
誰かが何とかしてくれると思っているだけでは投資が無駄になるだけ。
やるからには新店舗を開店するのだという覚悟と、投資をしなければいけない。
さらに具体的に
Shopifyがあまりおすすめできない人10選
- プログラミング知識があり、徹底的に作り込みたい人
- EC-CUBEのようなオープンソースを使えば、サーバーからすべて自力で構築できる。Shopifyの柔軟性は物足りない。
- 初期費用や月額費用を一切かけたくない人
- BASEやSTORESには無料プランがある。Shopifyは有料なので、コストを完全にゼロにしたい人には向かない。
- 極めて複雑で特殊な販売フローが必要な人
- 独自のポイント制度や複雑な予約システムなど、一般的なECサイトの機能を大きく超える場合、ゼロからシステムを開発したほうがいい。
- Shopifyが対応していない特定の決済方法を使いたい人
- Shopifyペイメントや主要な外部決済サービス以外で、特定の決済方法を導入したい場合、連携ができないことがある。
- ECサイトの運用に時間をかけたくない人
- ECサイトは、作ったら売れるものではない。集客やマーケティングの努力は必須だ。Shopifyは手間を減らすツールを提供するが、運用自体を放棄したい人には向かない。
- 売上が少なく、月額費用が負担になる人
- 趣味の延長で、たまにしか商品が売れない場合、売上に関係なく月額費用が発生するShopifyは、コストパフォーマンスが悪い。
- 日本の商習慣に特化した機能を強く求める人
- BtoB取引における複雑な請求書発行など、日本独自の商習慣に特化した機能が必要な場合、EC-CUBEのような国産サービスの方が充実している。
- ECサイトをブログの付属機能として使いたい人
- メインがブログで、そのついでに商品を販売したいなら、WooCommerceを使えば、既存のWordPressブログにEC機能をシームレスに追加できる。
- 電話での直接サポートを強く希望する人
- Shopifyの公式サポートはチャットとメールが中心だ。電話で直接話して問題を解決したい人には不便だろう。
- 年間売上が非常に大きく、手数料を一切払いたくない人
- Shopifyペイメントを使わない場合、取引手数料が発生する。年間数億円以上の売上がある場合、BigCommerceのように取引手数料が無料のサービスの方が、結果的にコストを抑えられる可能性がある。
お勧めできる人20選
- これからECサイトを始める初心者
プログラミングやウェブサイトの知識がなくても、直感的な操作で簡単にネットショップを作りたい人。 - 独自のブランドを育てたい人
他のショップと差別化し、商品の世界観やブランドイメージを大切にしたいクリエイターや個人事業主。 - 手間をかけずに販売に集中したい人
サーバー管理やセキュリティ対策、システムアップデートといった面倒な作業をプロに任せて、商品開発やマーケティングに時間を費やしたい人。 - 将来的にビジネスを大きくしたい人
今は小さな規模でも、将来的に商品数を増やしたり、スタッフを雇ったり、機能を拡張していきたいと考えている人。 - 海外にも商品を売りたい人
日本語以外の言語や通貨に対応し、世界中の顧客に商品を届けたいと考えている人。 - SNSを活用して集客したい人
InstagramやFacebookなどのSNSとECサイトを連携させ、フォロワーを顧客に変えたい人。 - 多様なアプリで機能を拡張したい人
単一の機能だけでなく、メルマガ配信、レビュー機能、サブスクリプションなど、豊富なアプリを自由に組み合わせて自分だけのショップを作りたい人。 - 実店舗とオンラインストアを連携させたい人
実店舗とオンラインストアの在庫や顧客情報を一元管理し、効率的にビジネスを運営したい人。 - サイトのダウンやトラブルを避けたい人
セール時などのアクセス集中でも、サイトが安定して稼働する環境を求める人。 - スピーディーに新しいアイデアを試したい人
新しいキャンペーンや機能を思いついたときに、開発に時間をかけず、すぐに実行に移したい人。 - 実店舗をオンライン化したい小売店オーナー
ECサイトを始めることで、商圏を広げ、休業日でも売上を上げたいと考えている人。 - イベントや催事で販売する予定の人
期間限定のイベント出店に合わせてECサイトを立ち上げ、イベント終了後も顧客との関係を維持したい人。 - BtoB(企業間取引)も行いたい事業者
卸売販売や会員制販売など、個人顧客だけでなく法人顧客にも対応できるECサイトを求めている人。 - デジタルコンテンツやサービスを販売したい人
e-book、オンライン講座、デザインテンプレートなど、形のない商品を販売したいクリエイター。 - サブスクリプション(定期購入)ビジネスを始めたい人
毎月自動的に商品やサービスを顧客に届け、安定した収益基盤を築きたい人。 - ドロップシッピングで商品を販売したい人
在庫を持たずに、注文が入った時点で仕入先から直接顧客へ商品を発送するビジネスを始めたい人。 - 趣味をビジネスにしたい人
ハンドメイド作品や個人で制作したグッズなど、自分の趣味で作ったものを本格的に販売したい人。 - 売上や顧客データを活用したい人
ECサイトのアクセス解析や顧客の購買データを分析し、次のマーケティング戦略に活かしたい人。 - ブログやウェブサイトに販売機能を追加したい人
すでに運営しているウェブサイトやブログに、簡単に商品販売機能を追加したい人。
多種多様な決済方法に対応したい人
クレジットカード決済だけでなく、スマホ決済や後払いなど、様々な決済方法をお客様に提供したい人。

