ホワイトハットSEOが王道である理由。昔ながらの「裏技」はもう通用しない?

なぜSEO対策は王道の対策が一番の近道なのか?

ホワイトハットSEOとブラックハットSEO

SEOには大きく分けて2つのアプローチがあります。
一つはホワイトハットSEO。
もう一つはブラックハットSEOです。

  • ホワイトハットSEO:
    Googleのガイドラインにのっとって、ユーザーにとって有益なコンテンツを提供すること
  • ブラックハットSEO:
    検索エンジンの穴をついて検索順位を上げる手法。つまりズル。

ブラックハットSEOの具体例として例えばこんなものがあります。

  • キーワードスタッフィング:
    記事内容と無関係に、大量のキーワードを詰め込むこと。
    かつての検索エンジンは、ページ内に含まれるキーワードの数が大事だったので、
    とにかくキーワードの数をかさまししていました。
  • 隠しテキスト:
    キーワードスタッフィングと組み合わせで使われていた手法。
    かつての検索エンジンはユーザーの視認性は考慮していませんでした。
    なので白背景に白文字、文字自体を小さくする、
    などの対策で、文字を人間の目から見えなくすることで、
    ユーザー体験は損なわずに検索順位を上げることができたのです。
  • 不自然な被リンクの挿入:
    過去の検索エンジンは、多くのサイトからリンクされているサイトを良いサイトだと判別していました。
    よって、多くのサイトに金銭でリンクを張ってもらうようにお願いしたり、
    あるいは自作自演でサイトを作ってリンクを張ったりしていました。
    そうやってリンクの数だけを増やそうとしたのです。

ただしこれらの行為が通用したのは昔のことです。
今は対策されて、効果がないどころか逆効果になる可能性のほうが高くなっています。
結局小手先の技はSEOではもう通用しないのです。

では今のSEO対策はどうすればいいのか?
それを語る前にブラックハットSEOをやることで失うものを見ていきましょう。

ブラックハットSEOで失うもの

現在の検索エンジンでブラックハットSEOを行えば、
ペナルティを食らいます。

具体的には、サイトが削除されます。
そうなれば、貴重な時間も労力も失います。

そしてブランドイメージも損なうでしょう。

そもそもSEOは短期的な成果ではなく、
長期的な成果を狙うものです。

それが一瞬にして不意になるのですから、
わざわざブラックハットSEOをやる意味はありません。

どうやってホワイトハットSEOをやればいいか?

結局地道にホワイトハットSEOをやることが、
一番の近道となるわけです。

ではどうやってホワイトハットSEOをやればいいのか?
具体的な方法はいくつもありますが、ここでは3つに絞って紹介します。

  • ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作る
  • サイトの構造を最適化する
  • 第3者からの評価を獲得する

ひとつづつ説明します。

✅ユーザーにとって価値のあるコンテンツを作る

これはわかりやすい評価ポイントです。
検索ニーズと提供コンテンツがあっていればいいのです。

そしてそこにE-E-A-Tという評価基準が加わります。

E-E-A-Tとは、

  • E:Experience:個人的経験
  • E:Expertise:専門知識
  • A:Authoritativeness:権威性
  • T:Trustworthiness:信頼性

の頭文字をとったものです。

▶️Experience(個人的経験)

実際にそのテーマに関して経験を持っているか、という基準です。
じつは前は「E-A-T」の3つだけだったのですが、
2022年から新しくExperienceが導入されました。

例)
iPhoneのレビュー記事を書く際に、
実際にそのiPhoneを購入して数ヶ月使用した上で、
バッテリーの持ちやカメラの性能について詳しく解説する。

▶️Expertise(専門性)

これは特定の分野についての専門知識です。

例)
糖尿病に関する記事を、
医師や管理栄養士などの医療資格を持つ人物が執筆する。

▶️Authoritativeness(権威性)

その分野の権威として認められているかです。

例)
企業のウェブサイトに掲載されている研究論文が、
多くの大学や公的機関のサイトから引用されている。

▶️Trustworthiness(信頼性)

提供される情報に根拠がしっかりとあることです。

例)
情報源が明確であること。

・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・─・・

これらの内容に加えて、読みやすさも評価のポイントです。

例えば箇条書きにしたり、図解にしたりなどです。

✅サイトの構造を最適化する

サイトの構造が分かりにくいと、読みにくいですよね?

実は人間と同じように、検索エンジンも同じように感じます。
よって、きちんとサイトの構造を整理することは検索エンジン的にも高評価につながります。

具体的には、

  • タイトル・見出しタグを適切に設定する:
    検索キーワードをタイトルや見出しに入れてください。
    それらを入れることで記事のテーマを検索エンジンに正確に伝えられます。
  • 内部リンクを整理する:
    関連性の高い記事同士をリンクでつなぎます。
    そうすることでサイト内の回遊率(いろんなサイトを見てくれる率)が高くなります。
  • 表示速度を改善する:
    表示速度1秒から5秒に増えると、90%が離脱するといわれています。
    これは検索エンジンにとっても同じです。
    検索エンジンはユーザー目線でサイトを評価しているからです。
    つまりユーザー体験が悪くなるようなものはすべて悪影響とみなしているわけです。

✅第3者からの評価を獲得する

他サイトからリンクされる(被リンク)と、評価が高くなります。
それは権威性があるということなので。

Googleが検索エンジンとして評価された最初のきっかけは、
この被リンクについてのイノベーションがあったからです。

これはもともとは論文のシステムからとってきました。

Googleはどんなサイトが良いサイトなのか、
その判断基準を欲していました。

そこで目を付けたのが論文の評価システムです

どのような論文が評価されるのか?
それは多くの論文に引用される論文です。

そこからアイデアを拝借し、
多くのサイトからリンクされるサイトが良いサイトである、
という判断基準により、
Googleは検索エンジンとして一躍シェアを伸ばしたのです。

現在ははるかにシステムはバージョンアップされたので、
このような単純なシステムではないのですが、
被リンクが多いというのはまだ評価点として残っています。

具体的には、SNSやコミュニティなどの視点も現在は含まれています。

不自然なリンクはおそらくGoogleに見破られるでしょう。

まとめ

現在のSEO対策はへんな小手先の技を使っても上位表示されません。

まっとうにユーザーが求めるコンテンツを提供すること、
それが一番の近道です。

P.S.

などとSEOについて語りつつ、
ただの学習記録になっているだけなので
EEATの要素も見やすさも穴抜け状態ですが・・・

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