フレーミング効果で売り上げをあげる
情報の提示のされ方で、解釈のされ方が異なることなどあるのでしょうか?
はい、あります。
それをフレーミング効果と言います。
精神科医に、ある患者を退院させるかと以下の2通りの方法で尋ねる実験をしました。
- 「6か月以内に暴力行為を起こす確率が20%の患者」
- 「100件中20件の割合で6か月以内に暴力行為を起こすような患者」
それぞれ退院させると答えた割合はどのくらいだったでしょうか?
1は79%、2は59%でした。
なぜこのような違いがでたのでしょうか?
それは、人数で示したほうが人としての現実味を感じさせたからです。
具体的に、「2%の確率でけがをする」よりも、「100人中2人が被害にあう」方が、
脳が実在する2人の人物がケガをする光景をイメージしてしまい、
脳がよりインパクトを受けてしまいます。
よって、ポジティブなメッセージを伝えたいときは、%よりも実数を使うべきです。
90%のお客様に優秀と評価いただいております。
👇
10人中9人のお客様に優秀と評価いただいております。
逆にネガティブなメッセージを伝えるときは、実数よりも%で伝えたほうがあまりインパクトを与えずに済みます。
(そもそもネガティブなメッセージを伝えること自体がよくないことですが、
どうしてもそうしなければいけない場合もあるでしょうから、この対策を伝えておきます)
